いい加減完成したい靴

もうそろそろ終わらせたい靴。

以前の記事で書いたスクイ縫いは終了しました。

ウェルトでできた分の段差を埋めるため踵部分にハチマキと言われた革をペースという木の釘で打ち付け、本底を貼り付けてウェルトと同じサイズにカット。

ウェルトと本底を固定させるためにダシ縫いをするのですが、底の縫い目を隠すために一部の底をめくったところでストップ。

あと3回で完成したい。右は大阪で講義を受けている分のサンプル。

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今日放映のちびまる子ちゃんが水谷優子さん最後の仕事だったとのこと。

死期がせまっても仕事を全うする姿勢は、本当にプライドをもって好きで声優をやられていたのでしょうね。

このころはまだ若手だったんだろうなあ。

2016-05-29 : My girlfriend and shoes of us. : コメント : 0 : トラックバック : 0
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自分で決めたことだから、多分ひとりでも平気さ

突然ですが、あまり考えたことはなかったけど、一番好きなアニメはいまでもふしぎの海のナディアだなあ。

その中でも大好きなキャラクターは女の子のマリー。

キュートで、ちょっとおしゃまで、キングとのコンビネーションは癒し系、バラエティに富んだキャラクター群の中でもその個性は抜きん出たものがあり、それを実現したのは水谷優子さんの個性あってのことだったのかなあと思ってみたり。

曲も最高。オープニングを聞くといまでもドキドキするぐらい心が躍りますが、エンディングは負けじ劣らずぐっとくる曲です。

「自分で決めたことだから、多分ひとりでも平気さ」 このフレーズはたまに口ずさんでしまうぐらい好き。



柔らかな光に包まれて、行ってしまったことは悲しくて、寂しく思います。
2016-05-24 : 音楽 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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代償行為

人の世話を焼く行為って、セックスの代償行為…って本当か?

ああ、だから世話焼きの人って中年に多いのね。

男女の中を取り持つのも、体を動かすのもセックスの代償行為っていうと、なんだかもっともらしいですな。
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2016-05-18 : イラスト : コメント : 2 : トラックバック : 0
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Made Again 13 (安堵と不安)

 一階に降り立ってマリーたちは驚いた。
ゆうに3階ほどはある天井をドリア式にも見える巨大な柱が等間隔で支えている光景は圧巻だった。

しかし二人の驚きは違うところにあった。
人、人、人。
50000平米はあろう一階フロアには人が溢れ、巨大なバザールが開かれているかののように無数の店まで並んでいた。

「たくさんの人がいるのね!ここは転送された人を受け入れる場所なんでしょ。どうしてこんなに人がいるのかしら。」
マリーはため息まじりに言った。
「受け入れ塔はこの世界に入ってくる入り口じゃろ。人によっては自分が保護された受け入れ塔はある意味故郷みたいなもんなんじゃよ。だから定期的にその故郷に帰ってくるんじゃよ。また、他の受け入れ塔がどんなところか見てみたくて受け入れ塔行脚をするものもいる。巨大さゆえにその雄大な姿をみたいものもいる。いわば観光名所じゃな。そんな人たちをターゲットに市場が生まれるのも自然の摂理じゃわ。地域の名産品、土産物屋、生鮮食品、なんでもある。20ほどの宿泊施設もあるからな。わしらのような受け入れ用のサルベージ隊員と観光事業に従事する者とその家族の約1000人ほどがこの塔の一階部分で暮らしておるんじゃ。ある意味小さな町じゃな。」
案内の老人は笑いながら言った。
確かに観光ツアーのようによく分からない文字が書いた旗を振って十数名の人を誘導している者がいたり、仲睦まじいカップルが寄り添って扉を指差し、『あの扉から私がでてきたのよ」っといっている光景や、食料品を購入する年配者、暇つぶしにぶらつく若者やいつもの日課のように談笑する老人たちを目にした。

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「まあ、なんとも賑やかなことだね。マリーと二人ぼっちだったあの寂しい回廊はなんだったんだか。」
鼻から激しいため息を吐き出すようにスティーブが言った。
「さあ、こっちじゃよ。受付窓口に向かうぞい。」
急かす老人についていき、途中で人だかりをかき分けながら登録窓口に到着した。

窓口カウンターの上には「23番受け入れ塔サポートセンター、ただいま食事中、御用の方は休憩終了までお待ち下さい。」と達筆な文字で書かれた札が置かれていた。

「ただいまお食事中だそうですけど、どうします?」
待たされることにイライラしたのか、マリーは突き刺すような眼差しを老人たちに向けて言った。
「え、いやっ。と、トメさーん!上からの登録者じゃよ!トメさーん!飯くっとらんで手続きしておくれー!」
マリーのプレッシャーにあたふたした老人がてんやわんやになっていた。
「マリー、君の無言の圧力は抜きん出たものがあるね。それ、才能だよ。」
スティーブは感嘆して言った。
「ありがと。でもあなたには通じないわね。ところで、いつまで肩に乗っているの?」
マリーはスティーブをジロリと見つめて言ったが、スティーブは聞こえないふりをした。

「はいはいはい」
訳のわからない機械だらけの受付内の奥から紫色の髪をした老婆が出てきた。
「はい、は一回。」
スティーブは言った。
「…え?」
「…いえ。」
「…えーと。登録受付じゃったかな。」
トメさんと呼ばれた老婆が言った。
「この嬢ちゃんと、このちっこいのが登録者じゃ。仮移民登録してやっておくれ。」
案内してくれた老人が大声で叫んだ。
「仮移民登録だね。この用紙に氏名と性別、概算の年齢を書いておくれ。記憶がないから適当でいいよ。でも変更できないからよく考えて書くんだよ。こちらにお任せでもいいけど、依頼料としてこの後の配給から一部差し引くからね。」
「なんか適当だね。マリー、僕の分も書いておいて。」
「…いい度胸してるわね。あんた年齢を思い出したの?」
「18、ということにしておいて。」
スティーブは必要なことだけ答えた。

必要事項を書いて提出すると、老婆はその用紙をスキャナーにセットしPCに向かってなれた手つきでキーボードを叩き、何かを入力していく。
すると受付カウンターの一部がスライドしてその下にパネルが現れた。
「一人づつそのパネルに両手をかざしておくれ。最初はマリー、あんたから。」
マリーは言う通りに両手をパネルにかざすと、パネルから一条の光が現れ、まるでスキャンをするように少しずつマリーの手を照らしていった。
全て照らし終えると光は消えた。
「次、スティーブ。」
マリーに抱え上げられてカウンターに立ったスティーブは手をかざしたが、その小さな体ではほぼ全身を照られされているようだった。

「以上で終わりだよ。今のであんたたちの生体情報はスキャン済み、配給等で認証が必要になった時に確認がとれるようナノマシンを注入、これで仮移民登録完了さ。第109自治政府にそのデータを送信しておいたから最寄りの街…ここからだと第37市が一番近いね、その街の入り口に第37市地区出張役場があるから、そこで本登録すれば晴れてこの世界の住人。どこかで雇ってもらうもよし、やりたいことがあれば起業するのもよし、特技があればギルドに登録するもよし、もちろん、旅に出たけりゃだれも止めないよ。」
トメは窓口横に山積みされた冊子を二人に渡した。
「その冊子に書かれた順番に回って配給を受けとくれ。街へはバスかここに屋台を出してる誰かに街まで送ってもらうといい。」
そう言うとトメは食事中と書かれた札を指差してジロッとにらみ、部屋の奥に消えていった。

「…何かを埋め込まれたそうだよ。」
ぼそりとスティーブが言った。
「気味が悪いわね。なんか背中がかゆくなってきた気がする。」
青い顔をしてマリーが背中を掻く振りをしていると、一階に連れてきてもらった老人たちがいなくなっていた。
「ちょっと!どうするのよ、これから。ジジババはいなくなっちゃったし、疲れちゃってゆっくりしたいし、とにかくお腹が空いて立ちくらみがしてきたわ。」
「マリー、君は説明書を読まないタイプだね。まず冊子に目を通そう。」
「はいはい、おっしゃる通りにしますわ、パパ。さあ、目を通した結果、どこに行くのかしら?」
「最初にこの窓口の裏手に食堂があるから食事にしよう。仮移民登録者は3日間無料と書いてある。食堂の隣に配給所があるからそこで必要な衣類や移動に必要な日用品にを受け取って、初回登録者には最寄りのシティまでの移動費としていくばくかの金銭が支給されるようだね。」
「あら?なかなかの高待遇じゃないかしら?どこのだれだかわからない人に衣類や食料、お金までくれるなんてね。」
「政府からすると、労働力の確保になるのかもしれないからじゃないかな。」
「過酷な強制労働でもさせられるってわけ?」
「そうじゃないよ。何かしらの理由で人口増加の方法が移民に頼らざるをえないのかもしれないってことさ。あの老人たち、自治政府っていってたよね?なんかやだな。」
「どうして?」
「戦争でもしてるんじゃないかと思ってね。」
二人は黙ったまま喧騒の中を分け入り、食堂に向かった。

続く
2016-05-10 : Made Again : コメント : 2 : トラックバック : 0
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プロフィール

泉 坂

Author:泉 坂
イラスト描いてます。
靴も作ってます。

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