あの頃のシルフィード(ひとり帽子くんの回想)

いつだったか

どこだったか

地平線まで見渡せる荒野で

ニンゲンが作った風車小屋が建っていて

自分たちの軌跡でくるくる回る風車を物珍しげに

クスクス笑って何度も通って風車を回す。

元気いっぱいシルフィード。

まだあの頃は、こんなにニンゲンの作った物は多くなかったね。

最近のシルフィードは、びゅんびゅん風を吹き立たせ、怒り顔で飛んでいく。

なんだかうっぷんが溜まってそう。

またあの頃の、元気いっぱいの笑顔が見たいなあ。

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2014-09-28 : イラスト : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ヨコトリ2014

先日はヨコハマトリエンナーレ2014に行ってきました。

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予想以上に人が多くてびっくりです。

お出迎えはヴィム・デルボア氏のトレーラー

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装飾の様式美と錆っぷりが素敵。

メインは横浜美術館と少し離れた新港ピアの2会場で展開。

入ったとたんマイケル・ランディ氏のゴミ箱。

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ヨコトリ2014のタイトル「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」に対しての一番強烈なインパクトのある作品です。

点数の多さもさることながらけっこう作品の撮影禁止は多いので撮影はスルー。

凄く良かったのが、タイトルとは想像もつかない緻密で抽象的なイラストを描くブルーが素敵な坂上チユキさん、ほわっとした透明感があって廊下に飾られたものは一日一枚増えるという松井智恵さんのイラスト、一点一点じっくり拝見。

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ええ、見るのに夢中でこれしか取ってません(笑

全部見るのに約3時間(今回は映像作品はスルー)、会場前から出発する巡回バスで新港ピアへ。

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新港ピアは全く写真無し。すっかり忘れてました。

内容はラストを飾る展示郡ですがどれもあまりぴんとこなくてなんとも言えません。

海と流木と(たぶん浜辺付近に立つ)建物の窓になびく白いカーテンが、タイトルを思い出させてくれました。(たぶんキリ・ダレナさんの作品)

見終わったあとは一番奥にあるカフェでアイスコーヒーとベリータルトでまたーり。

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あとは歩いて赤レンガ倉庫をぶらぶら眺めてBankART Studio NYKへ。

「東アジアの夢~続・朝鮮通信使の新たなる展開とランドマークプロジェクトⅤ」を拝見したのですが、思った以上にお疲れ状態であまり集中できず。

ただ淺井 裕介さんの壁画があったのがびっくり!

是非拝見したかったのでラッキーです。

実は中の作品群より外の小窓からのぞくモノが気になってたり・・・。

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風力で作動する何かなのでしょうけど、これだけでちょっとわくわく。

黄金町バザールと象の鼻テラスは時間の都合で今回スルー。

会期の最後、10月30日(木)─ 11月3日(月・祝)にイルミネーションがあるそうなのでそのあたりにもう一度行きたいと思います。

>>俊樹 さん

塗りにムラが多くてムラムラですが拍手コメントでお褒め頂きありがとうございます^^
2014-09-15 : 写真 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ひとり帽子くんのニンゲン観

ニンゲンは争いが好きって言うけど、自尊心を満足させるのが好きなんだよね。

集団になると手に負えないよ。

標的になったニンゲンには同情するけどね。

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2014-09-06 : イラスト : コメント : 0 : トラックバック : 0
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Made Again 03 (architecture,Spiral Architect)

10ヶ月ぶりの続き、諸事情により三人称に変更。
お時間ある方は読み返してみて下さい。

Made Again 01 (Fairies Wears Boots)

Made Again 02 (Runaway)

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 彼女は懸命に駆けながら前方の異様な建造物を眺めた。
その大きさは10階建てのビルくらいはあるであろうかなりの大きさだ。
他には何も目につくものはないのでとにかくそこに向かうしかない。

洞穴から飛び出して転倒した際に打ち付けた膝がずきずき痛んだが、どこかに隠れなければならなかった。
振り向いてあの煙が追って来ているのを確認する暇も惜しい。
近づくにつれその建物ははっきりと人の形をしていた。
それを人とするならば、その瞳はうつろで私の後方を力なく見つめている。

よく見ると階段状になっている部分の上段、胸(のように見える)の中央に入り口らしいものが見えている。
とにかくあそこまで辿りつければ一時的に身を隠せるだろう。
そして息を整えてこの理不尽な状況を再度確認する必要がある、彼女はまだ夢であって欲しいとの希望を捨ててはいなかった。

階段を駆け上がると、胸の空洞はその大きさ、形からしてこの建物の入り口だとはっきりわかった。
入り口の奥は暗く、先ほどまでいた洞穴を思わせたが選択肢は他にない。
入り口に飛び込んですぐにそばの壁に張り付き、呼吸をを整えようと肩で呼吸をする。
かなり暗いが漆黒の闇ではなかったのは幸いだ。
そっと片目で外を見ると、あの煙は洞穴とこの建物との中間の距離にいた。
これから身を隠すには十分のアドバンテージだ。

少し呼吸が楽になったところで目が暗さに慣れてきた。
壁も床もタイル張りされた通路になっており明らかに人の手が加えられたものだ。
通路の奥に微かな光が見えた。
身を隠すための場所を探すために建物の奥に進む。
50メートルほど歩いたところに少し開いた扉がありそこから光が漏れていた。

一度後ろを振り返ってあの煙が追いついていないことを確認してからゆっくり扉を押し開けた。

そこには幾つかのテーブルと椅子が無造作に配置されならんでおり、カウンターの上と奥の壁には名前もよくわからないボトルがたくさん並んでいる。
中央のスペースにはこの部屋の主人とばかりにビリヤード台がどんと鎮座していた。
外観からはとても似つかわしくない。
ゆっくりと室内に入り辺りを見回してみると、どこかで見覚えがある気がしてきた。

「どうなってるのよ、ここは…パブだわ、でもなんでこんな所に…。しかしどこかで見たことがあるわ。」

異様な世界とは違う、幾分見知ったことのある光景に少し安堵したがまだ安心できる状況ではない。

「一度来たことがあるわ。繁華街の裏手にあるあまり”よろしくない連中”が集まるパブ「スパイラル」だわ。ハイスクール時代に悪ぶってたアリソンと興味本位で入ったことがある。でも変な連中にナンパされて怖くなってすぐに逃げ出したんだっけ。最悪な思い出。ついでに店の名前も最低。」

しかめっ面をして吐き捨てる。

「そう?あなたにはお似合いなのに。」

麗しい彼女の声は何度聞いてもゾッとする。
振り返ると、室内に入ったあの煙がゆっくりと扉を閉めているところだった。

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続く
2014-08-29 : Made Again : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

泉 坂

Author:泉 坂
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